インパクトレポート 2024

インパクトレポート 2024

オーバービューコーヒー、それは、あなたと地球を健やかにするポジティブなコーヒー。

 

私たちは2020年春にアメリカ、ワイオミング州でブランドが立ち上がり、翌年の2021年春から日本での焙煎がはじまりました。
最初の2年は焙煎に集中し、パートナーカフェやレストランを支える役目を果たしてきました。
また2022年夏には初の移動店舗Overview Coffee Truckをオープンし、全国各地にPop Upショップという形でお客様にコーヒーを届けてきました。2023年秋にはOverview Coffeeの名前を掲げるストアOverview Coffee Ichinomiya、2024年冬にはOverview Coffee Nihonbashiをオープンしました。今年は一気にメンバーも増え、私たちらしい取り組みが更にできたこともあり、現状地点の報告としインパクトレポートを作成しました。少々長い内容にはなりますが、コーヒーと共に読んで頂けますと幸いです。

 

私たちのミッションとリジェネラティブについて

Mission: 日常の一杯のコーヒーを通して気候変動の解決へ寄与する。

Overview Coffeeを知る人にとっては重複した内容になってしまいますが、改めて私たちのことについてお話しをさせてください。

①ワールドコーヒーリサーチの調べによると地球温暖化による気候変動と需要増加により2050年には美味しいコーヒーが飲めなくなってしまうと予測されています。

②今や世界の成人人口において、半数以上がコーヒーを毎日飲んでいるとされています。そのコーヒーを生産している多くのコーヒー農家は、従来の工業型農法を用いることで地球環境や生態系の破壊に加担してしまっています。

水の次に多く飲まれるコーヒー、コモディティ商品の中で石油の次に多く取引されるコーヒー、日常生活の中でコーヒーに関わる人は多く、社会、環境において大きな役割を担当し、ポジティブにも、ネガティブにも大きな影響を与えることができます。

このことを踏まえ、私たちOverview Coffeeのミッションは決まっています。ミッション達成の方法として大きく3つのアプローチを掲げています。生産国でできること、消費国で出来ることはそれぞれ違いますが、包括的なアプローチをすることでミッションは必ず達成できると信じています。

  • リジェネラティブ・オーガニック農法、同農法に切り替えを検討しているオーガニック認証を取得、またはオーガニックで栽培していることが証明できるスペシャルティコーヒー豆のみを取り扱います。
  • 焙煎所、店舗でのゼロ・ウェイストを目標とし、コーヒー豆製造から販売後までサーキュラリティの高い運営を心がけています。
  • 〈1% for the Planet〉に加盟し、売上の1%を環境保護団体に寄付することで、自然環境の保護に貢献します。

リジェネラティブとは

まずはじめにサスティナブルとリジェネラティブの違いについて説明します。

サスティナブルとは1970年に提唱された概念であり、環境負荷を低減し、これ以上負荷をかけないこと。今の現状を維持する、いわばニュートラルな状態を指します。これに対してリジェネラティブは環境負荷を低減し、これ以上負荷をかけないことは前提ですが、更に踏み込んで環境を再生、回復すること。ニュートラルではなく、ポジティブなことをしましょうという概念です。

サスティナブルな例: 紙コップの代わりにタンブラーを使用する。

リジェネラティブの例: 紙コップの代わりにタンブラーを使用する。これに加え購入金額の一部を環境保全団体などに寄付し、自然の回復の活動を支援する。

 

 

コーヒー生豆の調達について

リジェネラティブ・オーガニック農法、または同農法に切り替えを検討しているオーガニック認証を取得する、もしくはオーガニックで栽培されていることが証明できるスペシャルティコーヒー豆のみを取り扱います。

1番のインパクトはコーヒー生豆の調達になります。目標は100%リジェネラティブ・オーガニック農法のスペシャルティコーヒー豆での発売ではありますが、2017年に発足したリジェネラティブ・オーガニック認証を取得しているコーヒー農園/農協は2024年12月時点では7件のみです。私たちはリジェネラティブ・オーガニック認証のフレームワークを基に以下の点を注視しながら調達を行っています。

  1. リジェネラティブ・オーガニック又は同等の方法で生産されているか?
  2. 透明性・トレーサビリティに優れているか? 例、使っている原料、肥料の生産方法。生産現場で適切な賃金は支払われているだろうか?動物の福祉は?
  3. その他の環境負荷や働くスタッフ(ピッカーへの福祉)への取り組み
  4. コーヒーの単一栽培でなく他の植物を育てている。例,アボカド、バナナ、豆、いちじく
  5. 土壌が剥きだしになっていないか?植物に覆われているのか?
  6. 土壌や栄養の流出が少ないよう防止するための植物を植えているか?

創業時から継続的に取引をしているホンジュラスCOMSAは今年4140kgの購入となりました。世界で初めてリジェネラティブ・オーガニック認証を取得したニカラグアSACACLI Cooperativeのコーヒーは3480kgの購入となりました。使用量の24.1%を占めるAFRICAのパッケージで販売しているエチオピアはオーガニックでの生産ではあるものの、リジェネラティブ・オーガニック認証は受けたものはありません。次のステップでは、AFRICAがリジェネラティブ・オーガニック認証を受けたものに切り替えることで大きなインパクトに繋がると捉えています。

2024調達の生豆産地割合の表

 

 

焙煎(プロダクション)での環境負荷

焙煎は多くのエネルギー、特に多くのガスを使用すると一般的に思われています。私たちの焙煎機はガスをリサイクルできるローリング社のFALCONを使用し焙煎をしています。エネルギーの使用は従来の焙煎機に比べ70-80%ほどカットできると言われています。他焙煎業社さんでガスの使用量の計測を行っている方がいましたら、是非比較の参考に使用してみてください。

エネルギー使用量

今年1月から10月までの焙煎でのCo2排出量は5582kgとなりました。

焙煎は週一で月曜に品質管理を行い、火曜日に焙煎をし、水曜日に梱包、発送を行っています。 電気の使用用途は蔵の照明、電源(湯沸かし用ケトル、グラインダー、シーラー、スケールやパソコンなどのデバイスの充電)、焙煎機の使用。ガスは焙煎時、水道は品質管理、抽出検証時の水、それから洗浄(カップやチャフコレクターの掃除)、焙煎時にチャフが発火しないよう自動で出る水システムが使用用途です。

現状把握している二酸化炭素排出量はscorp1-2の一部となっています。scorp3と呼ばれる生豆のソーシング海外から、日本、日本国内での輸送や従業員の移動、商品販売後の二酸化炭素排出量はまだデータとして把握することができていないこともあり、次のステップはこのscorp3に対し、どう取り組み把握していくかだと考えています。

 

 

ゴミの排出量について

・段ボール 44.62% 
・可燃(ペーパーフィルター/配送伝票台紙//着荷の梱包材) 24.64%
・プラスチック(ニトリルグローブ、ビニール紐、結束バンド、グレインプロ) 16.06% 
・生ゴミ(チャフ/コーヒーカス) 14.7%

焙煎時に出るチャフや抽出検証時のコーヒーカス、選別時に出る欠点豆は全てコンポストにて堆肥化ができてはいますが、生豆が納品され、商品を発送するプロダクション全体で見た時には、わずか14.7%となりました。残りの85.3%はまだまだ改善余地がある結果となりました。その他の取り組みとして、生豆の入る麻袋は全て農家さんへお渡しし、使用してもらっています。また生豆の入る麻袋の内袋のグレインプロは関連店舗への梱包時の小分け袋やゴミ袋として再利用しています。

2025年の目標

生豆の納品時に出るプラスチックや、段ボールのリユース率を上げる。コーヒーカスに関して、安定的に引き取りしてもらえる農家さんとの関係性の構築。ペーパーレスや、裏表印刷で出力する紙の数を減らす。コンポストで堆肥化した堆肥を用いて農作物を作って循環をより色濃く感じられるものにする。

 

生分解性バッグ/リサイクルバッグ

小売用バッグはポリエチレン100%の単一素材#4LDPE(低密度ポリエチレン)に産地情報を表示する弱粘性の紙ラベルを貼っています。より分別を簡単にすることで、リサイクルの意識が高まると考え、このタイプを採用しています。リサイクルは各自治体に委ねられる面があります。瀬戸田の店舗に送って頂ければ、まとまった段階で広島のリサイクル工場に送り、リサイクルをしてもらうことが可能です。

業務用バッグ、サブスクリプション用バッグは紙を主原料とした混合素材であるものの、100%堆肥化可能なバッグを採用しています。 また店舗、ナカバヤシさんの提携する場所にお持ち込み頂ければ、回収し、堆肥化工場に送り、堆肥化した土を使い、ニンニクを育てるといった循環させることが可能となります。回収したものに関しては全て堆肥化に至っているとのことですが、弊社としても全て回収には至っていないことから、今後は回収率自体も把握すること、そして率自体もより100%に近づけていくと言うことが次のステップと考えています。

*サブスクリプションの利用者はOverview Coffeeの店舗にバッグを持ち込んで頂いた場合、コーヒー1杯無料の特典を用意しています。まだまだ店舗のロケーションが少ないですが、是非ご利用頂ける方が増えることを願っています。

 

1% for the planet

1%の売上を自然環境に還元。

「1% for the Planet 」は、世界中の5,000社以上からなるグローバルネットワークで自然環境保護に貢献するビジネスの奨励を目的とする非営利団体です。加盟している企業は、年間の売上1%を承認された環境保護団体に寄付することで、自然環境の保護に貢献することができます。

Overview Coffee Japanは創業の2021年以来、1% for the Planetに加盟、年間売上1%を寄付してきました。2050年のコーヒー問題、気候変動を解決し、住める地球を作る為には、私たちでできることだけではまだまだ足りません。

世界的環境団体とのパートナーシップ。

「POW(Protect Our Winters)」は2007年にアメリカで設立された、気候変動対策に取り組む環境団体です。温暖化の影響による雪の減少に危機を感じたスノーコミュニティが脱炭素社会の実現をビジョンに掲げて活動しています。Overview Coffee Japanは、POW Japanとパートナーシップを結び、活動を支援しています。


空飛ぶ捜査医療団を石川県に。

2024年1月1日16時10分ごろ石川県能登半島で最大震度7の地震が発生しました。これを受け、空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”は、緊急支援チームが現地に出動。医師・看護師やレスキュー隊員、災害救助犬が派遣されました。捜索、救助、医療支援に加え被災状況や支援ニーズの調査、さらに緊急物資支援等を実施しました。地震から6ヶ月たった今も、その活動は終わっていません。Overview Coffee Japanは、巨大地震による被災者が増加していることも気候変動の影響の一つと捉え、この活動を支援しています。

 

Stores

Overview Coffeeの店舗はその地域の文脈やその地域にある素材を反映することもありそれぞれにコンセプトを設定し作っていることもあり、どの店舗に訪れても異なる体験が特徴です。それに伴って取り組みも様々です。

瀬戸田について

瀬戸田は、本州・尾道から四国・今治までの6つの島々を結ぶしまなみ海道の生口島内に位置します。温暖な気候に恵まれ、柑橘類の生産が盛んなほか、古くは塩田の製塩業で栄えた歴史を持ちます。Overview Coffeeは島の玄関口である瀬戸田港の前に位置し、140年前に建てられた塩蔵を改装し使用しています。また自然豊かなロケーションである為、店舗での環境負荷低減においては比較的しやすいと捉えています。

エネルギー使用量

今年1月から10月までの営業でのCo2排出量は3769.22kgとなりました。

 

瀬戸田の店舗はエスプレッソマシンの設置はなくプアオーバーや水出しコーヒーを提供しています。ガスの使用は無いので使用エネルギーは電気と水道です。電気は丸紅電力の再生可能エネルギーを使用しています。夏や冬はエアコンの使用頻度が増える為、電気使用量も増えその分Co2の排出も多くなっています。

全て手洗いで食器洗浄機などもないこと、水圧も弱め節水をしているので水の使用量も最低限になっていると捉えています。

ゴミの排出量について

今年1月から11月までのゴミの排出の内訳は以下の通りです。

・生ゴミ(コーヒーカス/茶葉/柑橘皮)70% 
・可燃(ペーパーフィルター/ペーパータオル/テイクアウトカップ/リッド)20%
・瓶缶(ワインボトル/ビール瓶缶/日本酒瓶)4%
・ダンボール3% 
・プラスチック(包装ラップ/包装パック)3%

ゴミの70%を占める生ゴミはプロダクションと同じくコンポストに投入し堆肥化しています。その他に農家さんへお渡しし堆肥用資材、害獣/虫除けとしても使用しています。コーヒー豆の小売用バッグ(回収できたもの)は、広島市を拠点とするプラスチックリサイクル業者(株式会社 西原化成)へ送り、再生資源のプラスチックチップ/パレットへと再生しています。

店舗に届く配送物に入る緩衝材や梱包などで使われている紙などは、コーヒー豆配送/商品梱包などで再利用してもらっています。ペーパータオルの代わりに手ぬぐいを使用しますが、場合によってはペーパータオルを使用することがあります。フェリー乗り場に近いこと、観光客が多いこともありテイクアウト時はまだまだテイクアウトカップ/リッドの利用が多くあります。可燃ゴミにあたる20%の紙ごみを更に減らすことが次の課題となります。

コーヒー豆を除く食材調達のローカルソーシング比率(周辺/他)

昼のカフェタイム提供物は約63%が半径50km以内(OVC一ノ宮菓子を除く)からの調達となってます。

毎週金曜日のバータイムは地域で採れた柑橘や梅などの漬け込みのお酒を作るなどして約50%が半径50km以内の調達となっています。

生産者、製造者一覧

2025年の目標

島の農家さんネットワークでコーヒーカスやチャフの有用性を広めてもらい、活用形を見出していくこと。

 

日本橋について

自然電力株式会社〉の東京新オフィス Tokyo Action Hubの1階に位置し、コミュニティ型シェアオフィス〈Soil Work〉に併設されています。自然電力は太陽光・風力・小水力等の自然エネルギー発電所の発電事業を中核にした企業で、「自然エネルギー100%の世界を共につくる」ことをビジョンに掲げています。

人と自然が共生できる持続可能な社会に向けた活動に共感し、都内初出店のロケーションとして2024年2月にオープンしました。日本橋は他のロケーションのように自然豊かなエリアではなく、オフィス街ということもあり、都市では、どのように環境負荷を低減できるかを日々模索しながら営業をしています。

エネルギー使用量

今年1月から11月までの営業でのCo2排出量は1750.22kgとなりました。

日本橋の店舗はエスプレッソマシン、コーヒーブリューワーの設置があり、エスプレッソビバレッジからプアオーバーや水出しコーヒーと多くのメニューを提供しています。ガスの使用は無いので使用エネルギーは電気と水道です。全て手洗いで食器洗浄機などもないこと、水圧も弱め節水はしているのですがエスプレッソマシン、コーヒーブリューワーは水の使用量も多く瀬戸田と比べ水道使用でのCo2排出量は多くなっています。

ゴミの排出量について

今年1月から11月までのゴミの排出の内訳は以下の通りです。

・生ゴミ(コーヒーカス、ペイストリーサンプル) 80% 
・プラスチック(紙カップのスリーブ毎の袋、卵パック、納品物梱包材)14%  
・紙,ダンボール4% (ペーパーフィルター/ペーパータオル、ダンボールは100サイズとして計算)
・ビン/缶 2% (りんごジュースと炭酸水)

牛乳パックやオーツミルクのパック(バルブはプラスチックゴミになっている)は1週間あたり20枚ほどリサイクルボックスに投函しています。こちらで把握している限りリサイクル率は100%となっています。

手提げ袋はどうしても必要となった時(ドリンク複数点ご購入の場合など)は再利用のものでお客様に了承いただいて使用しています。使用するコーヒーフィルターや紙カップ、メニュー用紙などの資材はFSC認証紙やバガスという非木材紙など、環境により負荷なく製造されたものを選び使用しています。

テイクアウトカップのリッドは必要な方のみ有料でご用意しています。

*11月末時点ではリッド使用率は18.14%となっています。業務用コーヒーバッグやお客様にお持ちいただいたサブスクリプションのコーヒーバックは、ナカバヤシさんに回収していただき堆肥化してもらっています。

ゴミの80%を占める生ゴミであるコーヒーカスをどう堆肥化していく、又はアップサイクルに繋げることができるかは日本橋において大きな課題だとなっています。

2025年の目標

紙カップ使用率を60%に抑える(マグカップやマイタンブラー利用率をあげる)

 

一宮について

一宮は、千葉県・一宮町の穏やかな町並みと恵まれた自然環境を持ち、海から徒歩圏内にあるベーカリーカフェです。Sanuの施設 SANU 2nd Home - 一宮1stに併設されています。

Sanuはセカンドホーム・ サブスクリプションサービスを提供し、「Live with nature./自然と共に生きる。」のミッションを掲げ、SANU 2nd Homeが広がるほど日本の自然が豊かになっていく、リジェネラティブ(自然再生)な開発・建築・運営の仕組みを目指しています。

ブランドの親和性の高さから出店を決め、2023年11月にオープンしました。

エネルギー使用量

今年1月から11月までの営業でのCo2排出量は13558.56kgとなりました。

一宮の店舗はエスプレッソマシン、コーヒーブリューワーの設置、食器洗浄機とOverview Coffeeの中でもフルスペックの仕様となっています。天然酵母を用いたパンの製造や地域で採れた食材を使用したフードメニューの提供もありガスの使用量はかなり多いです。

電気はみんなの電力の再生可能エネルギーを使用しています。風通しが良いエリアからか夏場の電気使用量はそこまで増えていない印象です。水の使用量は圧倒的に多いので、どう節水を進めていけるかが今後の課題となります。

ゴミの排出量について

今年1月から11月までのゴミの排出の内訳は以下の通りです。

・生ゴミ(コーヒーカス、野菜や果物の不可食部) 70% 
・紙,ダンボール15%  (ペーパーフィルター/ペーパータオル等)
・プラスチック10%(包装資材、ラップ、牛乳の容器、調味料の容器)
・ビン/缶 5%(ビール、ワイン、フルーツジュース、油や調味料の容器)

ゴミの70%を占める生ゴミは瀬戸田と同じくコンポストに投入し堆肥化しています。ダンボールは、社内での配送物がある際に再利用することで新しいダンボールの購入はパンセットの配送時以外は購入0となっています。

手紙などの不要になった紙は裏紙をオーダーシートに利用したり再利用をしています。プラスチック類の使用量削減が次の課題となります。

コーヒー豆を除く食材調達のローカルソーシング比率(周辺/他)

周辺 70% 半径50km以上先から 30%

乳製品の使用のうち90%は須藤牧場(館山)を使用しています。

野菜の70%は町内のみなもとファーム、室川農園、Y`s farmを使用しています。その他の食材は毎週金曜日に1台の車で、みのりファームに卵をとりに行くついでに調達し、輸送での環境負荷低減に努めています。

【生産者について】

・須藤牧場

千葉県館山にあり、牛たちは放牧によって育てられています。また自社の畑で作付けし作っている発酵飼料を牛たちは食べて暮らしています。このように環境や食といったあらゆる面から牛の健康を考え、自然かつ風味豊かな牛乳を作っています。

・みなもとファーム

店舗がある一宮町の畑で、農薬や化学肥料は一切使用せず、またハウス栽培ではなく露地栽培でその時期の気候にあった旬な野菜を作っている農家さんです。

・室川農園

一宮町で一番の畑面積を所有していて、町の農業を未来へ残していくために様々な取り組みをされている農家さん。

・Y`sファーム

スタッフの育子さんが営むハーブや野菜づくりをする農園です。

2025年の目標

コンポストで作った堆肥を活用して、野菜やハーブを育ててドリンクやフードに使えるようにすることで循環を作る。

衛生面との兼ね合いがあるがラップをビーワックスに替えられる部分は切り替える。

 

Office 

Overview Coffeeのオフィスはコワーキングスペースの使用もしくは、各家でのリモートでの業務が通常としています。1箇所ではないことで把握できる数値が出せていないのが現状ではありますが以下のようなことは念頭にそれぞれ作業をしています。

・電子契約を使用するほか、請求書や納品書の電子化を推進することで、極力紙の使用を減らしています。
・極力印刷はしないように業務を遂行、印刷が必要な場合は裏紙を使用しています。
・PC作業をする上で必要な最低限な明るさで作業(節電)。

2025年の目標

リモートで業務をする中で削減できることを探しながら来年報告出来ればと思います。

 

サマリー

最後まで読んでいただきありがとうございます。環境負荷への取り組みはしているものの、ひとつのレポートとしてはまとめっていなかったこともあり、インパクトレポートの作成ができたことは私たちにとって良い機会となりました。

あたりまえではありますがコーヒーをメインに扱うに私たちにとって、70%-80%のゴミは生ゴミです。瀬戸田や一宮では100%コンポストに入れ込み、捨てるという行為からは脱却ができています。また日本橋や瀬戸田では牛乳パック、オーツミルクの容器はリサイクルボックスに投函することで100%がリサイクルへと進めれています。断る、減らす、繰り返し使うにはまだ余地がありそうです。活動する中でゴミを出さないゼロウエストでの運営になるまでにはまだまだ時間がかかります。しかし把握し、意識することで着実に目標達成に向け進めています。

今後は更なる循環を生むこと、より長く活動を続けて更新することを念頭にスタッフへの負荷軽減と、成長するごとで新たにチャレンジすべき点は増えてきます。

まだまだ出来ることはあることと、私たちメンバーだけでは出てこない取り組みについてのアイディアなどもあると思います。アドバイスや、こんな取り組みをしてますという方いましたらご連絡ください。  是非一緒に取り組んで頂けたら嬉しいです。

2050年まであと25年!! 共に良い未来を作りましょう。