EARTHRISE Vol.06 - コロンビア

EARTHRISE Vol.06 - コロンビア


四季のコーヒー 〈EARTHRISE〉

グリーンのパッケージ EARTHRISE(アースライズ)は、四季(夏至・冬至・春分・秋分)ごとに変化する季節限定のコーヒーです。特定の産地に絞らず大陸を横断し、季節ごとに、コーヒーの多様さを表現しています。また、小規模生産者に焦点を当て、農園での土壌の健康を促進する活動を支援しています。

6回目となる今回は、コロンビア北部のマグダレナ県・シエラネバダエリアに位置するアソグラン農協が生産するロット〈La Miel〉です。

アップルクランブルのようなマイルドな甘さと果実のバランスや、はちみつのような風味を楽しみながらご覧ください。
 

 

コロンビア 〈La Miel〉

〈La Miel〉を生産するアソグラン農協は、コロンビア北部マクダレナ県シエラネバダエリアを拠点とする生産者によって構成されています。スペイン語で「山にかかる雪」という意味を持つシエラネバダですが、地名のとおり推定標高5700mでコロンビア最高峰のクリストバル・コロン山を擁することで知られています。

マグダレナのコーヒー栽培は3タイプの生産者によって発展してきたとされています。まずは19世紀後半に外部からやってきて大規模農園を築いた最初の開拓民。つぎに1950年代、大規模農園でピッカーとして働くためにコロンビア国内から移住してきた後、荒れ地を農園に変えていったものたち。そして20世紀後半になり、コーヒー栽培を受け入れた先住民族によって発展した集団農場、という歴史をもちます。

この地域では化学肥料を一切使用しない有機栽培でのコーヒー生産が盛んであり、コロンビアコーヒー生産者連合会が打ち出した「オーガニックコーヒープログラム」が後押ししています。このプログラムには、産地・生産方法・カップの特徴という三要素をもとに、フェアトレード、レインフォレスト・アライアンス、4C、UTZ、FLO(オーガニック)などの認定があります。特にフェアトレードやFLOでは小規模生産者が市場に参加しやすい環境づくりを支援しています。これにより、シエラネバダエリアのコーヒーはオーガニックへの関心が高い国に輸出されはじめました。

アソグラン農協が生産するロット〈La Miel〉ですが、スペイン語で「はちみつ」の意味を持ちます。名前の通り、アソグラン農協に所属する各生産者はコーヒー栽培と養蜂を共に営んでいます。ミツバチは農薬がある場所では生息できず、植物の受粉を助けるミツバチは、生息数がその地域の環境の豊かさを表す環境指標生物と言われることもあります。アラビカ種のコーヒーノキは自家受粉している為、今までコーヒー農園におけるミツバチの存在は重要視されてきませんでしたが、2021年にコロンビアのコーヒー研究機関セニカフェが調査したところ、コーヒーノキの受粉にミツバチは約16%関与していることが分かりました。

また、コロンビア北部はコーヒーの収穫時期が短く、10月〜1月のわずか4ヶ月です。そのためコーヒーだけで生計を立てることが難しく、シェードツリーとして植えられているグアモの木を利用したハチミツ作りが重要な収入源となっています。

 

生産国:コロンビア
エリア:マグダレナ県北部 シエラネバダエリア
生産者:アソグラン農協
品種:Castillo, Colombia, Caturra
精製方法:Washed
標高:1400 - 1500m
認証:有機JAS, USDA NOP, EOS
ローストレベル:中浅煎り

アップルクランブルのようなマイルドな甘さと果実味
はちみつのような風味 


豊かな自然と生物多様性の国、コロンビア

南米ではブラジルに次ぐ第二の生産国として有名なコロンビア。太平洋とカリブ海に面し、豊かな自然や生物多様性、そして天然資源に恵まれています。コロンビアの中央を南北に縦断するアンデス山脈のほかに、シエラネバダや、セラニア・デ・ラ・マカレナという山々がコロンビア特有の地域性を生んでいます。

高地、雪山、高原、熱帯雨林や平野などの地形を生み出し、また2つの海に面していることから、広大で水量が豊かな川々が流れ、さらには「地球の肺」と呼ばれるアマゾンの一部もあることから、様々な気候の地域によって成り立っており、コロンビアは世界でも有名な動植物の豊かな国です。

山岳地帯で生産されるコーヒーは、朝晩の温度差によって糖度の高いコーヒーへと成長します。また、高地の土壌は火山灰を多く含みます。火山灰は植物にとって根を伸ばしやすく、また保湿力に優れているので乾季でも植物に十分な栄養を与え続けることができます。 

コロンビアにおいて、コーヒー産業は農業関連GDPの17%を、そして農業分野の就労の33%を占めている一大産業です。全国32県のうち23県に渡る588の地域で生産され、56万世帯以上のコーヒー生産者と約300万人の人々が、直接もしくは間接的に日々の収入をコーヒー産業から得ています。

近年は特に中南部のトリマやウィラ、ナリーニョが風味豊かで個性的なコーヒー生産地として有名ですが、マグダレナ県をはじめとする北部エリアでも多くのコーヒーが生産されています。全体的にしっかりとしたボディを持ち、柔らかな酸味を含んでいます。

この時期では水出しコーヒーや、急冷式のアイスコーヒーに相性の良いコーヒーと言えます。比較的落ち着いた印象を持つ今回のEARTHRISE コロンビアの〈La Miel〉はTASTING SETのほかに、MONTHLY OVERVIEWでもお届けします。ぜひお試しください。

 

MONTHLY OVERVIEW
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サービス詳細

9月配送分のスケジュール
受付締切 8 / 31まで
焙煎予定日 9 / 5
発送予定日 9 / 7

価格(税込み・送料無料)
100g × 3袋 - ¥2,690 1袋あたり10%お得
250g × 2袋 - ¥3,690 1袋あたり20%お得
250g × 3袋 - ¥5,540 1袋あたり25%お得

飲む頻度と量の目安
100g × 3袋(25杯相当)- 1日 1杯程度の方
250g × 2袋(40杯相当)- 1日 1杯・複数人で飲む方
250g × 3袋(60杯相当)- 1日数杯・複数人で飲む方